「予算が無いからギリギリの運用をしていた例が多数あります」
noblast86@Twitterさんの「NASの障害発生時からの復旧を前提としたバックアップ & 後で泣かない為の予算に応じた運用設計」の話まとめ。
関連:落雷 - 停電 - 復旧 - 再起動! HDDはお亡くなりになりました(20160710)
noblast86 | 2016年08月23日 00:16:17 | RAID5だろうが6だろうがZだろうがZZだろうが、飛ぶときは飛ぶ。 障害時に如何に早急に対応するかが重要。 RAIDZ系の何がやばいって単独のドライブでフルバックアップが取れない点。 大体はパリティからの復旧中に次のドライブがエラーないしは突然死とかして積む。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:17:43 | 何が困るってリビルドするのに、パリティからの書き込み処理が間に合っていない関係上(表面上早く処理するために物理メモリ上に展開して、順次書き出しを行う。)リビルド時間が肥大化して、このリビルド中に調子の悪いドライブへのアクセス過多の影響でHDDが飛ぶことがあるという事。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:19:20 | そういう意味では、重要なファイルのRAIDを行う場合、障害が発生してもまだデータが無事な時に、1台のHDDでフルバックアップが可能だと、書き出し用のドライブを接続して、そこに対してフルバックアップを行ってからリビルドを行えば、データを損なう確率が比較的少なくて済む。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:21:20 | 正確に言うと、障害が発生することを前提に、障害発生時に如何に対処するかの運用手順をあらかじめ設けておくのが重要。 書き出しの速度を考えれば、障害時に素早くデータをフルバックアップ可能なのはRAID1or10の様なパリティ計算を使用しないRAID構成となる。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:23:04 | HWRAIDなどでBBUつけてると4台前後のRAID5ないしはRAID6でも普通に200~300MB/sで処理できたりするので、フルバックアップ可能な8TBや10TBのHDDを用意して、障害発生時に単一ドライブでのフルバックアップを作成し、その後にリビルドをすると、安全性は高まる |
noblast86 | 2016年08月23日 00:24:25 | 企業とかだと、毎日差分バックアップを行い、週一でフルバックアップを別のHDDないしはNASやServerへ書き出しているので、当該のRAID構成を組んでいるサーバーのデータ損失の可能性は非常に少なくなる。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:25:45 | 個人で毎日の差分バックアップおよび週一でのフルバックアップを実施するのは正直敷居が高くなるので、月に1回などの頻度で単一ドライブでフルバックアップとるのが一番安定したファイル鯖(NAS)構築と言える。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:26:52 | 一応RAID Z,5,6等で大容量ストレージを組んでしまった場合にフルバックアップ用のストレージを用意することは可能ではあるけど、フルバックアップの為にRAID5を組んだNASを用意するという、個人で運用するにはちょっと敷居の高い状況が発生する。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:28:59 | 個人で、程々の予算でファイル鯖(NAS)を運用するのであれば、データを保全するための順列を組むのが一番安全な方法。 1.消えると取り返しのつかないデータ。 2.消えてもなんとか復旧可能だけど、可能であれば維持したいデータ。 3.最悪、消えてしまったとしても折り合いがつけれるデータ |
noblast86 | 2016年08月23日 00:30:16 | 順列を決めることで、大容量RAIDアレイを組んでしまったデータ相手に、単一のHDDで優劣ごとにディレクトリを分けてバックアップを実行すれば、最悪のケースは免れます。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:33:07 | 消えたら取り返しのつかないデータでもクラウドで保管可能なサイズであれば、積極的にクラウドサービスへのバックアップを実行しておくのはオススメです。 優劣を決めないで全部等価として扱っていると、必要な予算が底無しになったり、すべてのデータを損なう事になります。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:34:10 | 個人利用だからこそ、予算に応じた運用設計を実施するのが、障害起こってから後手対応で絶望を味合わない秘訣。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:36:27 | まわりに絶望を味わった人が多すぎて、予算が無いからギリギリの運用をしていた例が多数あります。 予算が無いからこそ、運用設計は重要なんですよね。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:39:35 | 冷静に考えればHDDは唐突に壊れるものです。(事前に異音などの予兆に気づいている場合は別) その時にHDDを購入する予算があるとは限らないわけで・・・。 しかもフルバックアップするにはHDDを3~4台購入してRAIDが必要とかなると突発的な出費としてはかなりの痛手ですよね? |
noblast86 | 2016年08月23日 00:41:33 | ファイル鯖からアラート上がって、一番安全にデータ保全を行うのに4~8万かかりますとか言われると、急な出費を諦めた結果全データが飛ぶとかホント笑えない。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:49:49 | サーバーやNASのUSBポートはフルバックアップを書き出すためのポートと考えるのが一番安全。 USBポートを使って鯖のデータ容量を増加させようとすると、痛い目を見るのでご注意ください。 尚、複数USBポートがあるのであればRAID1構成のUSB HDDを繋ぐのがオススメです。 |
noblast86 | 2016年08月23日 00:36:27 | まわりに絶望を味わった人が多すぎて、予算が無いからギリギリの運用をしていた例が多数あります。 予算が無いからこそ、運用設計は重要なんですよね。 |
shiro_stella | 2016年08月23日 18:14:56 | @noblast86 私もその一人ですね(笑)今は6TBx2(RAID0)をメインに8TBx2(RAID0)に月一でフルバックアップしてますよ。 8TBx2は別マシンでも参照できるようにwindows上のソフトウェアRAIDですから遅いですが(汗) |
noblast86 | 2016年08月23日 18:33:42 | @shiro_stella なるほど。障害発生時のコストを考えると大体その辺りで落ち着きますよね。 我が家の鯖はこんな感じです。 1TBx8 RAID6(障害対応用の予備1TBx3) +データ書き出し用のhotswapベイ x1 をサブPCの4TB x2に個別バックアップ。 |
shiro_stella | 2016年08月23日 18:57:01 | @noblast86 同じHDDがあるとRAIDしたくなる病気ですかね。 まるごと取れて便利ですが障害への耐性としては、8TBx2は分けてディレクトリ単位のバックアップがいいんでしょうね・・・。 |
noblast86 | 2016年08月23日 22:10:20 | @shiro_stella HDDの直下である程度区分けするフォルダがあるのであれば、最安モデルの8TBを一台購入して、xcopyコマンドで特定のフォルダをコピーするバッチファイルを作成して、それをタスクスケジューラーで定期実行すると良いです。 |