Linkclump-Opened Links Not Marking as "Visited" in Chrome

Chrome 拡張機能「Linkclump Plus」の issue に「Linkclump で開いたリンクが「訪問済み」として扱われなくなった」との報告があったので調べてみると、三月頭の Google Chrome 更新以降発生していたようで。

その確認(2025/03/03 22:30時点)と、その対策について以下に。

ブラウザで動作確認

不具合、再現

• Google Chrome
  • Google Chrome (Version 133.0.6943.142)
  • Google Chrome Portable Beta (Version 134.0.6998.15)

不具合、再現せず

• Google Chrome
  • Google Chrome Portable Dev (Version 135.0.7012.4)
• Vivaldi Browser
  • Vivaldi Browser Stable (Version 7.1.3570.58)
  • Vivaldi Browser snapshot (Version 7.2.3617.3)

他の拡張機能でも同様の問題が発生するか？

比較対象の拡張機能として Copy URL of All Tabs - Chrome ウェブストア で「同様の問題が発生するか」を確認。結果は上記のリストと同じ。

Google Chrome の仕様変更？

Google Chrome では「訪問済みリンクのスタイル」の動作仕様が変更されたようで。

• Partitioning :visited links history - Chrome Platform Status
• ChromeOSバージョン131→132にて追加/削除されたchrome://flags #Chromebook - Qiita
• 【Chrome135】訪問済のリンクが訪問済になったりならなかったりする #CSS - rana_kualu@Qiita

試しにフラグを変更すると以前の動作に。

結論

この仕様変更は、拡張機能 API 経由で URL を開くときだけでなく、アドレス バーで「貼り付けて移動」を使用するときにも発生するため、これは Chromium の仕様であり、拡張機能側では対処できません。使用中のブラウザが対応するまでお待ちください。

暫定的対応

……で、ここまで読んだ人が納得する訳はないし、「調べてみました。分かりませんでした。」で締める「いかがでしたかブログ」の二番煎じは「断固否」なので暫定対応法を紹介。

Reddit でこの問題への対応として、Google Chrome の「chrome://flags」で設定を変更する方法が紹介されていた。

但し explainers-by-googlers/Partitioning-visited-links-history: A proposal to partition :visited link history by top-level site and frame origin. で解説してある様にセキュリティ的には非推奨なので記事先を読んだ上で自己責任で対応を。

セキュリティ云々なら、Vivaldi や Google Chrome Portable Dev (Version 135.0.7012.4) では以前の動作に戻っているのは謎。